Q&A

これだけは確認しておこう

なぜ中学受験では「4教科入試」が多くなっているの?

中学受験の試験科目ですが、多くの学校が「4教科入試」を採用し、「2教科」での入試が減ってきているように思うのですが、なぜなのでしょうか。子どもの負担を考えると、「2教科」の方がよいように思うのですが。

塾における指導が4教科型が多いことと、上位難関校が4教科入試であることが「4教科入試」が多い理由といえるでしょう。ただし、2教科入試校もまだあり、午後入試においては2教科入試が主流です。

ご指摘のように、近年の首都圏私立中学入試においては、国語・算数・社会・理科の4教科での入試が主流となりつつあります。これまで、国語・算数の2教科での入試を実施していた場合でも、「2教科・4教科」選択の入試に変更したり、複数回ある入試機会のうち、一部を「4教科入試」とする例も増えてきています。
この背景には、ふたつの理由があります。ひとつには、中学受験準備のための進学塾において、4教科型の学習をしていることがあげられます。4教科での準備をしておけば、2教科入試校も受験できることが最大の理由でしょう。もうひとつは、ほとんどの難関上位校が4教科入試を採用しているため、併願を考えるうえでは、4教科での準備が不可欠であることです。
こうした状況のもと、首都圏では、中学受験は4教科の準備をしてのぞむことが一般的になりつつあります。
しかしながら、4教科型入試が主流となってはいても、受験生に過度の負担をかけたくないという教育的な配慮から、依然として2教科入試を制度として残している私立中学校もあります。また、入学試験に要する時間的な制約から、午後入試などでは、2教科で行われる学校が中心となっています。
4教科入試だからといって、単純に2教科入試の倍の負担がかかるものでもありません。それぞれの志望校の入試科目数を検討して、万全の準備で入試にのぞんでください。


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