Q&A

ここを教えて!私立中学校のあれこれ

私立中や国立大附属中のなかには通学時間制限があるそうですが?

私立・国立大附属中学校のなかには、通学時間に制限があるとのことですが、どうして制限を設けているのでしょうか。また、通学時間制限は厳しく運用されているものなのでしょうか。多少であれば許容されるものですか。

通学時間や通学範囲学区を規定している学校があります。教育的配慮から、帰宅時間が遅くなりすぎないようにし、勉学への悪影響を防止することからの規定で、かなり厳格にルールの運用と適用をしています。

あまり通学時間がかかり過ぎると、教育的にみて好ましくない場合もでてきます。そこで、一部の私立中学校などでは、通学時間を一定の時間内に制限しています。
ほとんどの学校が「通学時間90分以内」と規定しています。公共交通機関をふつうに利用して、家をでてから学校に到着するまで、実際に通学に要する時間として計算します。最寄り駅まで車で送迎するというようなことは想定していません。
駅までの交通手段も徒歩やバスでの時間として計算します。
こうした通学時間制限のある学校では、公平を期す必要もあるため、かなり厳格に所要時間を精査し、例外やわずかであっても規定時間オーバーは認めない場合がほとんどといえます。パソコンのシミュレーション・ソフトなどを利用して細かくチェックするのがふつうです。
また、少しかたちは変わりますが、学区制限をしている学校もあります。国立の筑波大学附属駒場中や筑波大学附属中がこれにあたり、志願者の居住地で通学区域を定めています。
これも事実上は通学時間制限と同様であり、およそ通学時間60分内外が目安のようです。
「学校行事がさかんで、早朝や放課後の活動が多い。遠すぎると生徒の負担が大きい」(筑波大学附属駒場中)と制限理由が説明されています。
こうした制限は、原則として例外は認められず厳格に適用されています。


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