Q&A

これだけは確認しておこう

公立中高一貫校はどうやって入学者の選抜をしているの?

公立の中高一貫校を受検しようと考えています。私立中の筆記試験にあたる「適性検査」があるそうですが、私立中入試の問題とは、どのようにちがうのでしょうか。また、「適性検査」が試そうとしているねらいについて教えてください。

公立の中高一貫校では、「適性検査」によって入学者選抜をしています。適性検査問題は、問題の意図を読み取り、自分なりに思考し、的確に表現する力が試されます。じゅうぶんな準備でのぞんでください。

公立の中高一貫校では、文部科学省の指導もあり、原則として学力試験を行わないことになっています。したがって、入学者選抜も「入学試験」の名称を用いず、「適性検査」を実施しています。このために公立校では「受験」ではなく「受検」と呼ばれています。
公立の中高一貫校では、学習指導要領の小学校範囲を超えた内容で適性検査をすることはできませんので、さまざまに工夫された検査問題を実施しています。
首都圏の公立中高一貫校は学校ごとのちがいもありますが、おおむね、科目の枠を取りはらった総合問題によって適性検査が実施されています。知識の量や問題の解法を問うのではなく、思考力・表現力などを発揮できるかどうかが試されます。
この検査問題は、私立中高一貫校の入試問題とは趣を異にすることは確かではあるのですが、けっして内容的に取り組みやすいものとはいえず、合格のためには、高い理解力や表現力を要求されるものです。
公立中高一貫校側の出題意図は、入学後の6年間に生徒を伸ばしていける基礎的な学力や資質を試したいというところにあります。また、適性検査という名称ではあっても、その核心として基礎学力の有無を問う出題をしている公立中高一貫校も現れてきました。
こうした公立中高一貫校の出題傾向をしっかりと認識して、じゅうぶんな準備でのぞむことが要請されるでしょう。


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