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これだけは確認しておこう

公立の中高一貫校と私立中高一貫校とのちがいは?

近くに都立中高一貫校が誕生し、選択肢のひとつにしようかどうか迷っています。公立の中高一貫校と私立中高一貫校のちがいはどこにあるのでしょうか。

公立中高一貫校と私立中高一貫で最も大きく異なるのは学費とカリキュラムの面です。公立・私立どちらにも長所短所がありますので、ご家庭の教育方針に合った学校選びをすることが大切です。

公立中高一貫校が私立中高一貫校と最も異なるのは、学費とカリキュラム内容の2点です。
まず学費に関しては、中学校段階にあたる3年間については、公立校ですので授業料は不要です。制服、通学定期券代金、教材費などは必要となりますが、私学に比べると費用的には格段に少額ですみます。高校段階においても、一般の公立高校と同額レベルの授業料ですので、私学よりはるかに安い費用で通学することができます。
カリキュラムの面では、私学に軍配があがるでしょう。というのは、私学の場合には新学習指導要領の内容にしばられず、中高6年間を見通して、無理やムダのない独自のカリキュラムを構築し、一般につぎの学年の学習内容とされているものを前倒しで勉強する「先取り学習」もさかんに行われています。これに対し公立中高一貫校は、あくまで新学習指導要領に沿ったカリキュラム内容を原則としますし、併設型(Q11参照)の場合には、中高の一貫性のあるカリキュラム構成がむずかしい側面もでてきます。
そのほかのちがいとしては、教員の異動が避けられないのが公立校であり、私学の場合にはほとんど異動がないために、教員構成の安定性があることが強みでもあります。
公立中高一貫校は、公立のよさを活かしながら、先行する私立中高一貫校にどこまで対峙できるかが、今後の課題といえるでしょう。


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