Q&A

ここを教えて!私立中学校のあれこれ

「授業5日、学校6日制」や「2期制」とは?

私立中の説明のなかに、「授業5日、学校6日制」というような表現がされていることがしばしばあります。なんとなくはわかりますが、ちょっと理解しにくい部分もあります。また、「2期制」を採用している場合、授業時間が多くなるとのことですが、どうして2期制だと授業時間が増えるのでしょうか。

授業を月曜日から金曜日まで行い、土曜日は行事や特別講座などで登校という場合に「授業5日、学校6日制」と呼んでいます。「2期制」は、始業式、終業式や試験回数が減るため、授業数の増加につながります。

公立学校の「週5日制」に対して、私立学校のなかには、ご質問にあるような「授業5日、学校6日制」という表現を用いている学校もみられます。
とくに定まった規定があるわけではないのですが、公立学校のように土曜日が完全に休校になるのではなく、通常授業は月曜日から金曜日の5日間に行い、土曜日は学校行事や特別講座のために登校するというかたちが、「授業5日、学校6日制」です。
結果的に生徒が学校に登校する日数の点では、「週6日制」と同じことになるわけですが、通常の「週6日制」は、午前中だけですが通常の授業がなされるのに対し、「学校6日制」では、土曜日は通常授業はなく、体育祭や校外学習、特別講座などに利用されます。もちろん、土曜日に体育祭が実施された場合であっても月曜日が振り替え休校になるというようなことはありません。通常授業日に各種行事を行うことを極力減らすことで結果的に総授業時間数をより多く確保することが目的の制度です。
また、一般の1学期から3学期までの学期設定では、それぞれの学期ごとに始業式・終業式があるのがふつうです。1年間を前期・後期の2期とすることによって、式を行う日数が減ることに加え、中間試験や期末試験などの定期試験の回数も減少するため、結果的に、授業時間を多く確保することにつながっていきます。私立中高では、さまざまな工夫で授業時間確保を模索しています。


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