Q&A

ここを教えて!私立中学校のあれこれ

中高一貫校の海外研修とは

私立中高一貫校では、修学旅行ではなく、海外研修を教育システムに組みこんでいる学校があるようですが、その目的と特色はどのような点にあるのでしょうか。わざわざ学校が海外に生徒を連れていく意味はあるのでしょうか。

たんに名所旧跡を訪れるというタイプの修学旅行ではなく、事前学習を含め、海外においても「学習」をする機会として海外研修が実施されています。ホームステイや海外の人たちとの交流も行われています。

従来の修学旅行は、寺社仏閣を訪問したり、日常とは異なった場を訪れることが目的であったりしましたが、近年は、従来型の修学旅行スタイルは減少し、公立の中高でも、グループ行動による修学旅行となり、事前にグループでの「下調べ」を行ってから訪れるかたちが多くなってきています。
そして、私立中高においては、広く海外にも視野を広げ、将来、国際人として世界を舞台に活躍できるように海外研修を企画する学校も増えてきています。
たとえば、開智中(埼玉)では、「フィールドワーク」と名づけたプロジェクトのなかで、疑問を発見し、仮説を立て、検証し、それを発表するという一連の学びをとおして、学年を追って訪問地を近くの国内から徐々に広げ、5年生(高2)ではロンドンにでかけ、英語でイギリスの学生に研究発表することで総仕上げとしています。
白梅学園清修中(東京)では、中2でイギリスの全寮制学校で2週間、各国の学生にまじり共同生活を経験します。高1ではフランスにでかけ、特別プログラムで現地の歴史や文化などを学びます。
他の中高一貫校においても、これらの海外における経験を、学習の一環や、その総仕上げの場としたり、外国でのホームステイを体験することで語学研修の機会にしています。たんなる海外旅行にとどまらず、新しい発見や自分の視野を広めることができる機会として海外研修が位置づけられています。


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