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知っておきたい合格ノウハウ

漢字の書き取り問題はどこまで細かく採点されるか？

中学入試の国語「漢字書き取り」ですが、うちの子どもは文字が乱雑で、漢字のトメ・ハネなどあまり意識していません。「中学入試では、漢字書き取りの採点は非常に厳格で、トメ・ハネが明確でないと×になる」という話も耳にしたのですが、実際にはどうなのでしょうか。

入試採点における、漢字のトメ・ハネの基準は各校ごと異なっています。ただし、あまりに細かいところまで厳格に判定するのではなく、原則として、受験生に有利になるように採点している学校がほとんどです。

最近のお子さんの文字は、確かに乱暴に書きなぐったものや、いわゆる丸文字の場合があったりして気になることはあると思います。
ルーペで拡大しないと判別できないような字を書いている子がいるのも事実です。中学校の先生がたは入試の際、１日に通常数百人ぶんの答案を採点するわけですから、読みやすい字を書くことは大切なことといえます。
入試採点におけるトメ・ハネの基準については、個々の学校の先生がたのお考えによって異なるというのが実情です。
どうしてもご心配な場合は、受験される学校の先生に単刀直入にうかがってみてはどうでしょうか。
採点にあたっている先生がたにうかがいますと、「漢字の書き取りだけで国語の力ははかれるものではなく、むしろ、基本的にはきちんと文章の内容が読み取れて、さらに読み取った内容を的確に表現できることが重要。漢字のトメ・ハネを減点対象とするのではなく、明らかに一画抜けていたり、点が打たれていない場合を見ている」との回答でした。
即日発表もあるという時間的な制約のなかで、あまりに細部にこだわった採点はできないでしょう。まして、漢字の書き取り問題以外の記述式解答における漢字については受験生に有利に採点されるそうです。
それでも、完全な誤字は減点の対象です。そして、ていねいに書く、という努力はふだんから心がけたいものです。


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