Q&A

ここを教えて!私立中学校のあれこれ

「オリジナル教材」と教科書はどうちがうの?

私立中では教科書を使わずにオリジナルの教材を使用することがあるそうですが、なぜ、わざわざ教科書以外の教材をつくったりするのでしょうか。

検定教科書の内容を越えるオリジナル教材を授業に用いることで、大学入試に対応できたり、高度でアカデミックな内容によって学習意欲を喚起できる長所があり、より深く、広く学ぶために役立っています。

「オリジナル教材」とは、私立中高の先生がたが授業で使用する教材として、文部科学省検定教科書以外に、独自に開発・作成した教材群を指します。冊子となっているものからプリントまで、さまざまな形態がありますが、それぞれの学校の実状に即して、授業や学習の必要性に応じて作成されている点では共通しています。
こうしたオリジナル教材が私立中高で作成されている背景には、いわゆる検定教科書が学習指導要領によって内容的・レベル的に限定されているため、各私学が教えたい内容を満たしていないことがあげられます。
難関進学校の多くでは、科目によっては、検定教科書をほとんど用いず、副読本やオリジナル教材で授業を進めている場合も多くあります。オリジナル教材は、より効果的に高い学力を培うことを目的として必要な教材を追究していったところから生まれてきたものといえます。
大学受験を意識して、大学入試問題に対応できるような高レベルの内容となっているばかりではなく、非常に高度でアカデミックな要素が意識的に含まれているのが、こうしたオリジナル教材の特徴です。生徒たちの興味を喚起し、学問的な動機づけにも役立つような内容のすぐれたオリジナル教材が多くあります。
授業を受ける生徒の状況に合致していて、ムダのない内容であるとともに、適切なレベル設定が可能であることから、教育効果も期待できる教材です。


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