Q&A

ここを教えて!私立中学校のあれこれ

「シラバス」とはどのようなものですか?

私立中学校の学校説明会で「シラバスがあります」というお話がありました。あまり耳慣れない用語ですが、どのような内容のものなのでしょうか。

学習者が自分で勉強を組み立てていくために、6年間の授業内容を前もって知ることができるように作成されているのが「シラバス」です。いつ、なにを、どう学ぶのかが明確にしめされ、学習の指針となります。

シラバス(syllabus)とは、それぞれの学校において、学習内容を具体的に「いつ、なにを、どのように」学習を進めていくのかを明記したものです。
語源はラテン語にある、と言われていますが、日本では明治期に「教授要目」と翻訳されて言葉として定着し始めました。現在でも、的確な日本語をあてることはむずかしいのですが、あえて訳語をあてはめれば「学習計画・学習進行計画」といえるでしょうか。
日本では1990年代になって各大学でさかんにシラバスが作成されるようになり、現在では、ほとんどの大学で用いられています。
開講される科目について、事前に講義内容や要旨、講義の進行計画が明示され、学生はそれを参考に受講科目を選択したり、日々の学習に役立てるものです。
アメリカでは、学生が頻繁に大学間を異動するため、シラバスの内容によって大学相互間の単位互換の際などにも活用されています。日本でも、中等教育段階において、近年、多くの私立中学校・高等学校でシラバスが作成・公開されるようになってきました。学習者である生徒が、事前に、「いつ、なにを、どう学ぶのか」を的確に把握できるシラバスの存在は学習していくうえで小さくないものといえます。
学習の予測が可能となるばかりではなく、それぞれの授業の進度も把握することができるため、シラバスを学習の指針とできるメリットがあります。


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