Q&A

知っておきたい合格ノウハウ

新傾向の入試問題にはどのように対応していくべきか

近年、新しいタイプの中学入試問題が数多く出題されていると聞いています。新傾向の入試問題とは、どのような内容のものをさすのでしょうか。なぜ、入試問題が、そのように変わってきたのでしょうか。

現在の中学入試問題では、設問に対してかならずひとつの答えだけしかない「一問一答型」の問題は減少しつつあります。解答が記述式であったり、「なぜ、そうなったか」を問うような問題も多くなっています。

中学受験における入試問題の変化は、2002年以降に顕著に表れてきています。やはり、ゆとり教育からくる学力低下を警戒した私立中学側が、入試問題を工夫することによって、望ましい選抜を実現しようとしているのでしょう。
こうした新しいタイプの問題とは、たとえば「計算問題ができるかどうか」でははかれない学力を試したいというニーズから発しているといえるでしょう。
従来は、入試問題といえば、単純な知識が問われるものが主流でした。たとえば、社会なら歴史年号、地名、算数では計算や図形に関する問題、理科では虫の脚の数を問う問題、国語では漢字の書き取り…。
確かに現在も、そうした基礎知識を問う問題もありますが、徐々にこのような、設問に対してかならずひとつだけの解答しかない「一問一答型」の問題は比率として減少しつつあります。
最近の問題で注目される出題例をご紹介しますと、「あなたが、人の人生や経験を知って頭を下げたい気持ちになったときのことを、思い出して書いてください(120字)」(開成中・国語)のような出題があげられます。おとなにとっても、かなりの難問なのですが、中学受験が平板的な知識のみが問われるものではなくなっている典型的な問題といえます。そして、科目を問わず、「なぜなのか」を問う問題も増加しつつあり、本格的な思考力や表現力を試す問題が多くなってきています。


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