Q&A

じょうずな塾の活用法

中学受験と家のお手伝いどう考えたらいいか

塾に通っていると、子どもの時間は不憫に思えるほど制約されています。これまでしていた家事の手伝いや食器のあと片づけなどに対しては、どのように考えたらよいのでしょうか。

勉強していさえすれば、なにもしなくてよいのではなく、家庭でのお手伝いも継続させましょう。体験で培った知識は応用が利きます。体験が学習内容と結びつけば、「知識の幹」となり、枝、葉がついてきます。

以前、桜蔭中(東京)の校長先生は、「どのような子に入学してほしいか」という質問に、「おうちのお手伝いができる子」と答えられたことがあります。これは、きれいごとではなく、お手伝いができる生徒が中学校入学後にも伸びているという長年の経験からのお言葉だろうと思います。
ここ数年、生活のなかで見られる身近な現象や題材を出題に取り入れる学校が増えてきました。小学生なりに、日常から身のまわりをしっかり見てほしいというのが、学校からのメッセージでもあるのです。
まして、面接で「おうちでどんなお手伝いをしていますか」は、定番といってよい質問です。しっかりと裏づけのある受け答えをしたいものです。
たとえば、朝の「新聞取り」でも、始めは新聞を持ってくるだけです、いちばんに新聞を手にした子どもが、最初に紙面を開いて目をとおすようになるのに時間はかかりません。お風呂洗いなどでも水の性質が見えてきたり、量の推移を体感することができます。
自分から、手伝いをするようになったら、どうしたらきれいに効率よくできるかを教えてあげ、うまくできたらほめ、その内容から「なぜ」というテーマを感じさせるようにしていきます。
体験で培った知識は応用が利きます。体験が学習内容と結びつけば、「知識の幹」となり、自然に子ども自身のなかで枝、葉がついていきます。


これだけは確認しておこう


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