Q&A

知っておきたい合格ノウハウ

国語記述式問題の答案はどんな基準で採点されますか?

中学入試の国語では記述式の問題が増えているようですが、過去問題集も見てみましたが、あのような問題が実際の入試でどう採点されているのか基準がわかりません。教えてください。

国語で記述式解答を要求されている設問については、絶対的な正解というものがあるのではなく、それぞれの問題について受験生が小学生として自分なりに考えた答えであれば、得点が与えられています。

近年の中学入試国語問題の大きな特徴として、記述式の設問形式での出題が増えてきていることがあげられます。これは、正解を記号で選ぶような形式とは異なり、考えることのできる子、表現力を持った子を望んでいるという学校の意思表示といえます。
この記述式解答について、市販の問題集などの解答例が、出版している各社ごとに大きくちがいのあることがあります。
これは、題意のとらえ方やポイントのおき方がそれぞれ異なるために、こうした現象が生じます。
見方を変えれば、記述式解答を要求されている設問については、絶対的な正解というものはなく、受験生が小学生として自分なりに考えた答えが求められているわけで、入試問題集の模範解答のような、いわば「おとなの言葉」での解答が望まれているわけではありません。
設問に対して、解答しなければならない要素をきちんとおさえた解答であれば、その表現が多少、稚拙な部分があったとしても大きな減点にはならないような採点がなされています。
ですから、題意からかけ離れてさえいなければ、実際の入学試験における記述式解答の設問では、少なくとも部分点を与えていくような採点がふつうです。子どもらしい表現、考え方ができていれば得点になります。記述式解答を避けようとするのは得策ではなく、答えられる範囲で努力して答えを書くようにしていきましょう。


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