Q&A

知っておきたい合格ノウハウ

偏差値どおりに合否結果がでないことってあるの?

知人のお子さんは、偏差値がかなりよかったのに、志望校に不合格という結果になりました。偏差値どおりに合否がでない場合というのは多いものなのでしょうか。また、どうしてそういうことが起こるのでしょうか。

偏差値は受験準備の途中経過においての成績指標の一部に過ぎません。本番入試の結果は試験問題の内容や出題分野などによって微妙にちがってきます。また、体調も合否に大きく影響してきます。

偏差値は志望校選択において、非常に有益な目安となるものですが、絶対的な基準ではありません。各人の得意科目・不得意科目のばらつきや、問題の傾向によってもちがった結果がでてくるものです。
ご質問のかたのように、模擬試験における偏差値がよかったのに、実際の入学試験でよい結果が得られなかったり、逆に、偏差値的にはかなり距離があったのにもかかわらず合格していくという事例は、そうめずらしいことではありません。
ひとつには、偏差値が判定される模擬試験は最終でも12月ごろまでであり、それ以降、実際の入試まで1カ月以上の期間が残されているために、入試直前になり最後の追いこみで学力を大きく伸ばすことも多く、その意味では、偏差値にタイムラグがあるともいえます。
また、偏差値が高く実力があったとしても、入試当日に体調が思わしくなく、持てる実力を発揮できないという残念な場合も考えられます。さらには、入学試験における実質倍率が合否ラインのバラツキに影響することもあります。倍率が高ければ高いほど、分布の偏りの影響を受け、合否ラインが上昇する傾向が顕著です。
総合的な偏差値だけを絶対的な基準ととらえて志望校を選択するのではなく、自分の得意科目・不得意科目をしっかりと見極めたうえ、志望校の入試問題傾向も加味して、ある程度の幅を持って受験校を考えていくことが大切です。


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