Q&A

これだけは確認しておこう

なぜ「中学受験」の受験者が増えてきたのですか?

私の周囲でも、中学受験をされるかたが非常に多くなってきたように思います。いま不況だというのに、どうして中学受験をする人が多いのでしょうか。その理由を教えてください。

さまざまな理由はあると思いますが、最大の要因は、子どもたちの学力低下傾向を懸念して、人びとがよりよい教育環境を求めた結果として、中学受験という選択をしたものといえるのではないでしょうか。

首都圏の中学受験状況を見てみますと、2003年以降の私立中学受験者数の増加傾向は一貫して変わりのないものとなっています。受験者総数を小学校6年生在籍者数で割った数値である中学受験率も20%に近づいています。
こうした中学受験への高い関心の背景には、まず全般的な学力低下傾向への懸念があるものと思われます。2002年度より実施されている新学習指導要領の影響を中学受験生は、最も受けているともいえます。
具体的には、大幅な授業時間の減少、学習内容の削減などが原因となって、公立学校における教育内容に課題を感じる人たちが、中学校選択において、「教育の自衛は家庭で」という流れが定着してきた結果が、高い中学受験率となって表れてきたのだといえるでしょう。
ところが私立中学・高等学校では、新学習指導要領が実施されたあとも授業時間を減らすことなく、学習内容においても、より充実した教育活動を展開しています。
私学の独自性を活かしながら教育課程への工夫や努力を重ね、高い教育効果をあげていることへの評価が、この不況下においても、あえて私学を選ぼうという家庭が増えつつある最大の要因ではないかと思います。


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